移住して、迷わず地元のものを選ぶようになった商品
書いたひと:関係人口ソリューション事業部 亀田 惇
2022.12.17
「森林という資源から価値を取り出す」という共通点
それまで住んでいた大阪から西粟倉村に移住し、だいたい4年が経ちました。僕が移住してから今までの間だけでも、僕たちの会社では、色々と新しい事業や取り組みが生まれていて、幅も広く、一次産業も知的生産の仕事もあります。それだけに、”今なにやっているの?”や”御社はどんな事業しているのですか?”といった質問への返答をひとことで言い表せず「地方創生のたぐいを一式」みたいなふわっとした回答をしたり「地域の色んなプロモーションやっているけど、鰻を育てたりもしています!」みたいに、少し興味持ってもらえるような回答をしたりしています。
でも、ふるさと納税の取り組みなんかをきっかけに改めて全体の事業を見たとき、多岐には渡るものの、ちゃんと共通点はあって、それが「森林という資源から価値を取り出している」ということだと、最近改めて思い直しました。
少し昔話をするのですが、僕は大学が環境デザイン学科であり、ランドスケープデザインを専攻しており、今の状況はその延長線上としてすごく合致しているわけです。が、実際は、僕は超不真面目な学生で、正直に言うと、大学で専門的なことはほとんど学ばず卒業しました。ただ、今携わっている「森林から価値をつくる」といったことに対し、感覚的にすごく良いと感じるものはあって、無意識の内に選択していった結果が今なのだろうか?と思ったりもします。
西粟倉村のお米は素直にうまい
さて、前置きが長くなったのですが、推しの商品を紹介します。
紹介する商品はお米です。
西粟倉村に来てから、迷わず地元のものを選ぶようになった筆頭が、西粟倉村のお米です。
品種はあきたこまちとコシヒカリなので、とても一般的です。別に有機米とかではありません。店頭に並べるだけだと、それほど他との違いは表現できるわけではありません。
でも、素直にうまいです。
西粟倉村は土地の9割以上が森林で、源流の水がとても豊富です。なので、ため池もなく、脈々と流れる冷たくてきれいなお水でお米を育てることができます。なので、炊きあがりがとても瑞々しいです。
(お米も森林から価値を取り出してつくるひとつの産品!)
お米に対し、元々めっちゃこだわりがあったかというと、そんなことはないのです。でも、村のお米を食べ始めてから、一度別地域のお米をもらって食べたとき、全然美味しくないことに愕然としました。(たまたまそのお米が良くなかっただけかも)
でも、それ依頼、炊きあがりの綺麗さとか甘みがしっかりある村のお米をちゃんと認識するようになり、他の地域のお米を一切選ばなくなりました。
ただ、前述もしましたが、わかりやすい特徴がないからアピールし辛いのです。。。大阪の友人・知人にサンプルを配り、食べてくれた結果、称賛してもらえたりしているので、一度食べてみてもらうとわかると思います。
気になる人は試してみてくださいませ。